ポタ赤改善 [天体・実験]
目の調子がなかなか良くならない。金曜日は、宴会に参加したが生まれた初めて飲み屋で一滴も酒を口にしなかった。
土曜の夜にポタ赤のオートガイドのテストをサイド行い、問題点がある程度わかった。
1.ポタ赤を固定している雲台の赤緯固定ネジはかなり締め付けないと緩んでずれる。
2.オートガイド対応のファームに問題がある。
3.表示画面から基準星が外れると再度調整するのが大変。
というわけで、以下の改善を行った。
1.赤緯粗動固定ネジを思いっきり閉める。その他ガイド鏡の両軸のフリクションも強くした。
2.お粗末な話だが、RA+方向の補正にバグがあったので修正。
3.ガイド鏡にファインダー(8x20正立)を取り付け。ガイドの方が通常使用では視野範囲が広いのだが、Webカメラの センサが小さいのでファインダーがないとアイピースとカメラを何回も差し替えなければならないため。また、少しでもカメラのずれが少なくするため、ドローチューブを固定するネジも取り付けた。これにより延長筒も一部削除。
これで得られたのが下のグラフ。赤経方向はUSB-IOで制御しているのでかなりフラットになった。わざとずらしてやるとセンターに合わすようにジワ~と動いてくれる。まだマイナス方向のゲインが少し足りないようだ。これはファームで改善可能。
やはり赤緯方向の補正も必要なようだ。
早く目を治さないと工作をするのもつらい(と思いつつ今日もビールを飲んでしまった)。
赤緯の制御は雲台の微動部分にモータをつければ何とかなるだろう。
これをやっていて、変なことを考えてしまった「ポンセットマウントをこれで制御できないだろうか?」。いつかポンセットマウントを作ってみたいと思っていたが、工作の精度を出せる自信がなかった。いい加減に作ってもガイド鏡でフィードバックをかければいいのではないだろうか?
でもこれはそのうち。
Katabamiです。こんばんわ。
ポンセットと経緯台の組み合わせにオートガイドでフィードバックをかけるというのはアリではなかろうかと、私も思ってました。ポンセット側はおおまかに恒星駆動させておいて、経緯台側の2軸の微動にフィードバックをかける。ぜひいつかやってみていただきたく。定年退職後の楽しみですかね。
by katabami (2008-02-28 00:16)
定年退職後の楽しみに取っておくと近年のドブの大口径化ペースで行くと50cm超の物に対応せねばならなそうで怖いです。体力的にもつ所で実現しないと。
by KATSU (2008-02-29 01:00)
いろいろとやってらっしゃいますね。
ポンセットマウントにGuideDogはなかなかいいですよ。ピリオディックモーションもなんのその、コンピューターのディスプレイ上で見ている限りほとんどずれることなくガイドできます。
機械的な誤差をものの見事に吸収してくれるのはさすがにネガティブフィードバックだけはありますね。
でも、ドブにガイド鏡を取り付けるのが大変で。ガイド鏡をしっかり取り付けないと、ガイド鏡ではチャンとガイドできているのに主鏡側ではずれてたりとひどい目にあいますから。
by equatorial_platormです。 (2008-03-12 08:35)
equatorial_platormさん、こんばんは。
いろいろ手を出して中途半端が多いんです。すごいことをやっている方のWebとかblog見ると、すぐにやってみたくなってしまいます。
でも、機械加工には道具も技術もないので、電子工作や安直なソフトで何とかならないかと考えています。
以前GuideDog対応も検討し、ミードのコマンドを調べてソフトを書き始めましたが、これも中途半端な状態のままです。
今後ともよろしくお願いします。
by KATSU (2008-03-13 01:45)