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DSCの作り方 9.イニシャライゼーション [DSCの作り方]

2008/12/06追記
操作手順が抜けていたので追加しました。
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これ以降は、毎回セッテイングする必要があります。
「Coordinates」タブで「Connect」ボタンを押します。
c1.PNG
正常に動作していれば、ボタンの横のが赤から緑に変わります。
c2.PNG
東の天頂に望遠鏡を向け、「Init 90°」ボタンを押します。
c3.PNG
通常はアライメントという作業を行います。ここではCielの用語に従って(Initialization)「イニシャライゼーション」といいます。
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イニシャライゼーションを行います。イニシャライゼーションは、望遠鏡のエンコーダの値と星図上の位置のマッチングをとる作業です。2つの星を設定することにより、その差分の方位、高度のステップ数から、望遠鏡のセッテイングなどの補正が行われます。したがって方位、高度がそれぞれある程度離れているほうが精度が高くなります。

まず、アルデバランに望遠鏡を向けます。マウスをアルデバランに似合わせマウスを左クリックすると「ALDEBARN」と星の名前が表示されます。この状態でマウスを右クリックします。図の様にメニューが表示されるので「Sync Current Object」を選択します。
C1.PNG
OKをクリックします。
C3.PNG
次は、大犬座のシリウスの南にある三角形の上の星に望遠鏡を向けます。マウスをこの星に合わせ左クリックします。「Wezen」という星のようです。右クリックして「Sync Current Object」を選択します。
C2.PNG
これも、OKをクリックします。
C4.PNG
このように設定すると、Digital encoderのダイアログは以下の様になっているはずです。望遠鏡を左右に振れば、Azimuthの値が変化し、上下に振ればAltitudeの値が変化すると思います。
C5.PNG
望遠鏡コントロール タブを開き「Track Scope Position」を選択します。
C6.PNG
望遠鏡の位置に視野枠が表示されます。
C7.PNG
望遠鏡を動かして、M42の位置に視野枠の中心をむけて見ます。オリオン座大星雲は見えますか?工作精度、セッティングなどいろいろな条件により視野枠中心に確実に入れることは難しいと思います。ある程度は、望遠鏡を覗いて周囲を探さなければならないと思います。特に、いきなり高倍率では難しくなります。ただ、望遠鏡を動かして、見たい天体を探しても見つからなかった時、東に行き過ぎているとか北に行き過ぎているとかは画面をみればわかります。
C8.PNG
デフォルトの視野枠は6度、1度、0.5度だと思うのですが、設定タブの視野枠を選択すれば変更が可能です。
C9.PNG
2番目の視野枠を2度に変更するには以下の様に60→120に変更してください。
C10.PNG

C11.PNG
画面の表示エリアの変更は、右の枠にある90度、50度、30度とかをクリックすることにより変更できます。マウスを使用していればセンタホィールを回すことにより表示倍率の変更を行うことができます。望遠鏡を動かすと、視野枠が入る位置に星図が移動します。


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